【聖徳太子1400年悠久の近江魅力再発見委員会 記念事業】ご報告✨
12月3日、準備を含め3年以上共に取り組んできた事業の総決算とも言える記念事業が予定通り行われました
当山住職は50年ぶりに御開帳していた瓦屋寺の閉扉法要から出席し、寺庭の私は息子が参加する「近江の聖徳太子『和』かるた」ジャンボかるた大会を見守っていました。同会場では、近江の聖徳太子ゆかりの11社寺のお砂踏みも同時開催
かるたで「石馬寺の札は絶対取ってね!」と息子に言っていたのですが、任意で選び取られるため、石馬寺のかるたは読まれませんでした残念!
グループ対戦で、1グループ5枚、読まれた札を取るタイムの合計時間の短さを競うルールになっていました。息子は頑張って5枚中4枚取っていましたが、タイムではものすごく早い!チームがいて優勝にはなりませんでした。(はっきりとした表彰などはなく、タイムが読み上げられるのみでしたが)
その後のセレモニーでは、はじめにスライドで近江の聖徳太子魅力発信事業のこれまでの取組を振り返り、その後、当山も含めた十一社寺の住職宮司が壇上に上がり、代表する4社寺が次世代に向けたメッセージなどを時に力強く、しっかりと会場の皆さんに語り届けました。取り組んできた2市2町の長も、思いを語られました。
夕方からは、市民を中心に作り上げられた東近江創作ミュージカル2023~聖徳太子1400年悠久の近江魅力再発見プロジェクトFinal~「日出ずる国 Land of the Rising Sun」をたくさんの来場の皆様とともに観劇しました
現代に生きる少女ユリと飛鳥時代の聖徳太子が、石馬寺参道の石段で転落し心が入れ替わるというストーリー。蘇我氏と物部氏の戦いなど史実を織り交ぜながら、それぞれが何をなすべきか、為すべきことをしようという強いメッセージが歌を通し発信されていました。
この地域を元気にする素晴らしいミュージカルで、パワーをもらいました
東近江地域に伝わる聖徳太子の伝承は、ようやく地ごしらえができてきたところであり、終わりではなく、種まきが始まったばかりだと思っています。この3年間培ってきた御縁を大切に、より深く、広くこの先も繋ぎ伝えていくことが今を生きる私たちに課せられた使命だと思っています
「和を以て貴しと為す」の精神を心にとどめて、一人一人が自分が為すべきことを考え、できることを行い、それぞれの役割を果たす。ものすごく大きな力になりうるものだと思います